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Today's hotel |今日のホテル Volume.116
Released at 11 Jan. 2006

白馬リゾートホテル ラ・ネージュ東館(2)
スキーだけではない雪のラグジュアリー・リゾート
ラ・ネージュとは、フランス語で雪を意味します。スキーヤーの聖地、白馬・八方尾根のふもとにあるラ・ネージュ東館のベストシーズンは当然雪の季節でしょう。グリーンシーズンに宿泊してすっかり気に入ったので、スキー目的で再訪しました。
雪に埋もれたラ・ネージュ東館は、エントランスの上に雪の結晶のオブジェが飾られ、期待通り雰囲気たっぷり。八方尾根でのスキーに期待が膨らみました。ところが、実際に泊まってみて心が動いたのは、リーフレットにあった「ずぼらスキーヤーのススメ」という文章でした。「朝はゴンドラが動き出すと同時に山へ行き、まだ誰もいない斜面を思い切り滑りまくる。9時半頃ホテルに戻って、シャンパンを飲みながら朝食を楽しむ。昼までホテルでのんびりし、近くのレストランにランチに出かける。午後は、雪景色を眺めながら再びホテルでのんびり。ゆっくりワインとディナーをいただいて、さあ明日も、朝早くスキーに出かけよう。」正確ではありませんが、こんな内容の文章です。せっかく良質の時間と雪景色を楽しめるスモール・ラグジュアリー・リゾートに滞在するのですから、スキーをするだけでは、かえってもったいない。そんなメッセージに心が動かされました。
この冬、ラ・ネージュ東館には、「スキー嫌いのウインタープラン」が新登場しています。スキーやスノボを楽しむ方にも、そうでない方にもお奨めできる冬のラ・ネージュを紹介します。
ラ・ネージュ東館
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基本情報
名称: 白馬リゾートホテル ラ・ネージュ東館
所在地: 長野県北安曇郡白馬村八方和田野の森
TEL: 0261-72-7111 0120-898-222
FAX: 0261-72-7112
室数: 21室
主な施設: レストラン
URL: http://www.laneige-higashikan.com/
プロフィール: バックナンバー参照。2005年露天ジャグジーバス付きの部屋完成。
泊まった部屋: スタンダードツイン (アップグレードでデラックスツイン)
2006シーズン参考料金:リフト券付き1泊2食 1名分21,000円(税サ込み)
撮影時期: 2005年03月

詳細情報

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色あざやかなロビーラウンジ
エントランスを入ると正面にあるロビーのラウンジは、色とりどりのソファやクッションが綺麗で、そこに和洋取り混ぜたさまざまなデザインのランプが並べられている賑やかな空間である。それでいて落ち着きが感じられるのは、全体が木の質感でまとめられているから。
小さなホテルなので、ロビーラウンジが混み合うこともなく、ゆったりとした時間を過ごすことができる。
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ラウンジの名脇役
ロビーラウンジの一角に用意された、無料のハーブティーやそば茶、パウンドケーキやドライフルーツは、宿泊客がセルフサービスで楽しめる。正直、得した気分になるだけでなく、ラウンジで過ごす時間が楽しくなるのは確かである。スキー嫌いのための「雪見シャンパンプラン」では、部屋でシャンパンのハーフボトルを、ここでウエルカムシャンパンカクテルやアペリティフのキールロワイヤルが供される。
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ロビーの奥の大好きなスペース
ロビーラウンジの奥には、半円形のシッティング・スペースがある。木製のベンチにピンクと白のストライプがあざやか。窓外は一面の雪野原、すわれば、ラウンジ全体が見渡せる。すわっているだけで豊かな気分になれる、お気に入りの空間である。
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ライトブルーのスタンダード・ツイン
今回は、スキー目的のため、経済的なスタンダードツインを選択した。30平米ほどの広さがある部屋は、ライトブルー中心の透明感のあるカラーコーディネートで、バルコニーが付いている。写真は、バルコニーに出て部屋のエントランス方向を撮ったもの。特に豪華さを求めるのでなければ、この部屋でも十分だと感じた。
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すりガラスで採光のバスルーム
バスルームは、トイレ、洗面スペース、浴槽がいっしょのタイプ。寝室とはすりガラスで仕切られているため、明るい。バスアメニティはSOMOで統一されている。
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デラックス・ツインにアップグレード
部屋が空いているからと、幸運にも、2泊目は広々としたデラックスツインにアップグレードされた。
テラコッタの床が南欧風の部屋は、赤が目立つ暖色系のカラースキームで統一されている。入り口に対して横長の造りで、リビングスペースをはさんで寝室とバスルームが直列状態になっている。写真は、寝室奥からリビングを通して見た、バスルームへのガラスドア。
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快適な広さ
窓の外には雪をかぶった林が見え、日が陰れば冷たいモノトーンの世界が広がる。暖房がきいた部屋の中のシックな赤いベッドは、温かさがあふれる別世界になっている。
広いバスルームと合わせて50平米程度の広さがある部屋には、スキー嫌いの人が長時間過ごすのに十分な快適さが備わっていた。
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装飾用の暖炉だけれど・・
入り口を入ると、短い廊下の先にもう一つドアがあり、遮音は完璧。リビングの暖炉は実際には使えないが、豪華なインテリアとして存在感がある。小さいながらフラットTVがリビングと寝室にそれぞれ備えられている。
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これこそ非日常の象徴
温泉がないというデメリットを逆用したラ・ネージュ東館の名物が、デラックスツイン以上の各部屋についている大きなジャグジーである。ブラインドを上げれば、大きな窓越しに雪見風呂を楽しめるが、内庭側なので少々外の視線が気になる。浴槽が大きいため、給湯にかなりの時間がかかるが、スローリゾートと割り切れば問題は感じない。いちごを入れたシャンパンはもう古い?
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楽しいバスタイムを演出
洗面台は、茶色の大理石に真っ白なシンク、金の蛇口というカラーコーディネート。バブルバスを楽しむためのバスジェルなど、大きなジャグジーを生かすバスアメニティが豊富に備わっていて、くつろぎを演出しようとする一貫したポリシーを感じる。
鏡に映っているのは、シャワーブースとトイレのドア。モルトン・ブラウンの基礎化粧品まで用意されているのには感心した。
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さぁ、思いっきり滑るぞ!
山麓からゴンドラでわずか10分。晴れた日に八方尾根スキー場の兎平に上がると、スキーヤーの特権とも言うべき絶景が広がる。白馬三山を中心とする北アルプスの山々の眺めを楽しみながら、広大なゲレンデを滑走する爽快感。「ずぼらスキーヤー」には賛成だが、スキー嫌いになって山上に行かなくなったら、スノーリゾートの魅力は半減してしまう。
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おしゃれな雰囲気のサロン
ラ・ネージュ東館1階にあるサロンには、真冬でも花がいっぱい。キュートな柄のソファに赤いクッション、壁には額装した屏風、スタイルの異なる椅子やテーブル・・ロビーのラウンジにも劣らない、魅力的なパブリックスペースである。
サロンの天井には、照明のカバーとして、フランク・ロイド・ライトの意匠を意識したステンドグラスがはめこまれている。
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食事の水準も向上してきた
魅力のひとつに、ゆったりとしたレストランで雪景色を楽しみながら、本格的なフランス料理が味わえることもあげられよう。メインはますますの精進を期待しているが、若いシェフの腕前は確実に向上しており、写真左の前菜は、食材、食感、味のバラエティに富み、盛り付けも美しい。
オーソドックスなデザート(写真右)も、まじめに作っている心意気が感じられた。
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From Editor | 編集後記
この冬は、暖冬の予報にもかかわらず、豪雪による被害が広がり、雪が降らないエリアでも例年にない寒さが襲っています。新年を迎えて早や半月近くになり、ほとんどの方は仕事モードにもどっていることでしょう。発行人は、まだ休暇気分が抜けきらないのか、まだのんびりモードのままのようで、何とかネジを巻いていかねばと思う今日この頃です。

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