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Today's hotel |今日のホテル Volume.118
Released at 25 Jan. 2006

金沢白鳥路ホテル
金沢らしさが実感できるアートホテル
金沢白鳥路ホテルは、すべての客室がツイン仕様で30平米以上というコンセプトに惹かれて、利用を決めました。兼六園に近い金沢市の閑静な一角にあるホテルは、写真の通り、華やかで広々としたロビーが印象的でした。大正ロマンをイメージしたアートホテルという通り、ロビーの至る所には、九谷焼、加賀友禅、金箔など、金沢ならではの美術工芸品が飾られています。ゆったりとした広さのゲストルームにも、さりげなく工芸品が置かれ、あわただしいビジネス滞在でも、ほっとさせてくれます。また、館内にある天然温泉もいい気分転換になりました。
そして、このホテルの最大の長所は、金沢城まで3分、兼六園まで5分、近江町市場や東茶屋街にも15分以内で歩いていけるという観光ロケーションの良さでしょう。実際、ホテル内では、観光客の姿が多く見られました。
2004年に経営が変わり、05年にかけて大規模なリノベーションが行われたばかりなので施設が新しく、快適に過ごせます。朝食に一工夫が必要な点、アメニティの平凡さ、ウォッシュトイレがないことなど、シティホテルになりきっていない点は見受けられますが、漆器の小箱に入った干菓子、金箔入り珈琲など、金沢らしさを意識したサービスにも好感が持てました。
金沢白鳥路ホテル
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基本情報
名称: 金沢白鳥路ホテル
所在地: 石川県金沢市丸の内6番3号
TEL: 076-222-1212
FAX: 076-222-1120
室数: 85室
主な施設: レストラン 天然温泉
URL: http://www.hakuchoro.com/
プロフィール: 1991年開業。2005年全館リニューアル。金沢の観光に便利な立地。
泊まった部屋: スタンダードツイン 一休.comのシンプルステイプラン利用 1泊朝食付き1名利用9,700円(税サ込み)〜
撮影時期: 2005年10月および11月
投稿者: たけお

詳細情報

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変わった形のホテル外観
エントランスの正面から見た金沢白鳥路ホテルは、四角いコンクリートブロックを積み上げたように見える複雑な外観が特徴的だった。
ホテルの形が複雑なため、見る角度によって、まったく違う形に見えるのも面白い。一種の遊び心による設計だろうと思って楽しくなった。
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天蓋付きのベッド
宿泊した407号室は、明るいベージュを基調とした落ち着いたインテリアで、小さな天蓋の付いたベッドが特徴。35平米ほどの快適な広さで、豪華さはないが居心地の良さが感じられる。スタンダードツインで30平米以上、デラックスツインで40平米以上という部屋の広さには、魅力を感じる。
ただし、この部屋の場合、窓の外がすぐ隣のビルになっていて、眺望が楽しめないのは、残念だった。
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柔らかな色合い
ベッドサイドで部屋の入り口方向を振りかえると、かなり広いリビングスペースが目に入る。家具類のベージュの淡い色合いが、部屋全体の柔らかなコンセプトとマッチしている。右側がクローゼットで、左下に冷蔵庫が隠れている。クローゼットの扉に描かれた模様が可愛らしい。
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旅館的サービス
テーブルの上に置かれた漆器の小箱には、和紙に包まれた紅白の干菓子が入っている。和三盆糖の甘みがとても上品で、旅館のお迎え菓子と比較してもはるかに美味しく、気に入った。女性客対応と金沢らしさを意識したサービスなのだろう。冷蔵庫の中の白山ミネラルウォーター2本が無料で提供されている。
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ビジネスホテルレベルのバスルーム
部屋の中のきめ細かさと違って、バスルームはごく平凡だった。清潔さや水回り等に問題はないが、ビジネスホテル並みのアメニティがまず減点材料で、リノベーション直後なのにもかかわらず、トイレがウォッシュトイレではない。
一方、1階にある天然温泉「白鳥路温泉」にはサウナもあり、客室階から専用エレベーターを使って部屋から浴衣がけで行ける便利な存在である。
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11月に宿泊した部屋
11月に訪れた際宿泊した627号室は、ベッドや家具類、カラーコーディネートは一緒だが、30平米ほどでやや狭く、室内の配置が異なっていた。その代わり、部屋からは東の方向に視界がひろがり、正面に見える卯辰山の紅葉を楽しむことができた。
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白鳥路という名前の由来
白鳥路ホテルは、金沢城にほど近い閑静な場所にある。ホテルから1分ほど歩くと、雪吊りされた樹木が美しい公園があり、中央に見える白鳥の像の左側の奥に白鳥路がある。白鳥路は、金沢城にあった白鳥堀という堀の跡につくられた、緑に囲まれ、すぐ横に小川が流れる300m余りの散歩道で、6〜7月にはホタルの飛び交う姿も見えるという。白鳥路の向こう側は兼六園下の交差点。ホテルから兼六園まで約5分で歩いて行ける。
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金沢の工芸品があふれるロビー
エントランスの側が板敷きで、奥に赤い絨毯がひかれた1階ロビーには、さまざまな金沢の美術工芸品が飾られている。特に、夜は、格子天井から吊り下げられたランプの黄色味を帯びた光の下、華やかな空間が出現する。手前のガラスケースに収められているのは、人間国宝吉田美統氏制作の九谷焼ランプである。
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九谷焼
ロビーの一角にあるソファの向こうに見えるのが、「九谷の陶壁」。8枚の皿は、いずれも九谷焼の名品であるという。あでやかなゴールドとレッドがダークブラウンの床と好対照で、華やかさを増している。アートホテルの面目躍如といったところだろう。
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加賀友禅
こちらもロビーの一角の風景である。昔の加賀友禅の振り袖を加工した工芸品で、「手描友禅染十二花模様」と名付けられていた。友禅の布を貼り付けたあざやかな模様の中で、右上の菊花が特に目立っていた。
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ステンドグラス
ロビーの奥にある赤絨毯の部分は、喫茶ができるラウンジになっている。壁面は地元作家が金沢の庶民生活を描いた古絵をベースにデザインしたステンドグラスになっており、ゲストを飽きさせない空間づくりが徹底している。無料のウエルカムドリンクをいただきながら、のんびりするのも良い。
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金箔入りコーヒー
ウエルカムドリンクとして出てきたのが金箔入り珈琲だった。普通のレギュラーコーヒーを運んできたスタッフが、おもむろに竹筒を取り出し、うやうやしく「金箔をおかけいたします」と言って、コーヒーの上からたっぷりと振りかける。
やりすぎと言えばやりすぎの演出なのだが、むしろユーモアが感じられた。これほど「金沢」を前面に出そうとしているホテルは初めて。けっこう大切なことだと思う。
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朝食にも金沢らしさを出せば・・
ビュッフェスタイルの朝食は、1階にある加賀料理「まほろば」でいただく。いろいろ試してみたが、どの料理の味も平凡で、ホテル全体に溢れている金沢らしさがほとんど感じられなかったのは、残念だった。ここで一頑張りすれば、白鳥路ホテルの名は、さらに上がると思う。なお、館内には、ほかに欧風レストラン「ポルソ」があり、価格は共にリーズナブルである。
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From Editor | 編集後記
先週末、首都圏に降った大雪は、まだとけきらず、道端に残っています。豪雪地帯の方たちから見れば、たいした雪でもないのに、どうも慣れていない者には、転んだり、滑ったり、大騒ぎでした。 ところで、現在上映されている「有頂天ホテル」をご覧になった方、いらっしゃいますか?ランキングでダントツ1位ということで、なかなか人気があるようです。 主役級の俳優、女優がたくさん出演しているのも人気の一因かもしれませんが、やはり「ホテル」という舞台で繰り広げられる人間ドラマに関心があります。どんな映画にしあがっているでしょうか。ぜひ見に行きたいと思っています。

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