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Today's hotel |今日のホテル Volume.94
Released at 17 May 2005

田町武家屋敷ホテル
繊細な創作イタリアンが魅力
角館は、首都圏から秋田新幹線で3時間ちょっと、また、秋田空港から乗り合いタクシーで1時間とアクセスのよい観光地です。しかしながら、初めて訪れた10年ほど前には泊まりたい宿がなく、この田町武家屋敷ホテルのことを知った時から、次に角館に行く時にはぜひ泊まろうと考えていました。
昨年、冬の角館を体験しようと、早々と田町武家屋敷ホテルを予約しながら、ある事情からキャンセルせざるをえなかったため、今回はリベンジの意味もありました。
実際泊まってみると、到着早々、フロントで少々気になる対応があったものの、部屋の居心地もよく、静かで落ち着いたプチホテルでした。
望外の喜びは、何と言っても創作イタリアンの夕食。「地元の食材を使った・・・」というのは、どこでも採用しているフレーズですが、ここではみごとにそれを生かした創作料理を出してくれました。腕をふるっているのは、若い女性シェフとのこと。オープン・キッチンなので、シェフを始め、皆若い料理人がてきぱきと働くのは、見ていてすがすがしい感じがしました。また、ホールスタッフも、なかなかきめ細やかなサービスでした。
なお、スタンダードとデラックスでは、部屋の広さもだいぶ異なり、何よりも開放的な浴室の付いたデラックスの方をおすすめします。
村杉温泉 環翠楼
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基本情報
名称: 田町武家屋敷ホテル
所在地: 秋田県仙北郡角館町田町下丁23
TEL: 0187-52-1700
FAX: 0187-52-1701
室数: 12室
主な施設: レストラン
URL: http://www.bukeyashiki.jp/
プロフィール: 2000年にホテルを新築、開業。和室8、洋室4、うち各1室はデラックスタイプ。和室は、旅館と同様、布団を敷きに来てくれる。
泊まった部屋: 洋室デラックスタイプ 1泊2食 2名利用1名 21,000円(税サ込み)
撮影時期: 2005年05月

詳細情報

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380年前から続く武家屋敷の町
ホテルは、黒塀に囲まれた広い敷地の家が立ち並び、まさにお屋敷街の田町武家屋敷通りに面している。角館は枝垂れ桜が有名だが、ほんの一足遅く、かなり葉桜になってしまっていたが、ホテルの玄関脇にはみごとな八重椿が咲き誇り、黒塀に映えていた。
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いきなり土産物屋の店先?
黒一色の門をくぐり、ホテルのエントランスに到ると、看板があるにもかかわらず、土産物屋の店先のようで、少々興ざめ。品揃えのセンスは悪くないが、入り口にいきなりショップというのは初めてだった。フロントでの対応が今一歩だったので、これからの滞在にあまり期待しない方がいいかもしれないとまで思った。
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新しい建物
開業時に新築した建物は、見た目にもまだ新しい。併設しているレストランから庭越しに見たホテル棟。左側に黒い格子のある2室がデラックスタイプの部屋である。中央から右に窓が並んでいるが、それぞれスタンダードタイプの部屋にあたる。ホテルを建てる前は、梅の木がたくさんあったそうで、一部が庭に残されている。
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民芸調の室内
2階の一番奥が泊まった洋室デラックスタイプ。やや広めの玄関で靴を脱ぐ。正面には洗面室と洗浄機能付きのトイレがあり、左手の黒光りしたドアを開けると、ベッドルーム。柱や梁を黒く塗り、民芸調の家具が置かれている。角部屋なので、2面に窓が設けられ、室内は明るい。中央やや左に見えるドアは、これまた光あふれる浴室へと続いている。
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少し工夫がほしかったレイアウト
部屋の奥から入り口のドア方面を撮った写真。ドアが内開きで、すぐ横にあるクローゼットの扉を開けておくと、ぶつかってしまう。ドロワーを置いてある角に作れば問題なかったのに、と不思議に思った。ベッドには藍染めのカバーがかかり、その下は軽い掛け布団がセットされている。パジャマにもなる作務衣は、レストランでも着用できると言われた。
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使い勝手のよい椅子とテーブル
たいていのホテルでは、ソファとコーヒーテーブルのところ、ここは食事もできる高さの椅子とテーブルが用意され、お茶を飲むだけでなく、地図を広げて散歩のプランを練ったりするにも便利だった。家具の間も余裕があって、12畳という広さ以上に広く感じた。
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気持ちのよい浴室
部屋の奥のドアを開けると、細くて短い廊下の先に光あふれる浴室があった。脱衣場にはヒーターもあり、寒い時期への配慮が窺われる。 給湯のスピードも速かった。バスタブは、足を軽く曲げて肩まで湯につかれる深さがあり、首を後ろに預け、全身の力を抜いて楽な姿勢が保たれる優れもの。景色は見えないものの、開放感いっぱいの空間であった。
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レストランも民芸調
夕朝食とも、併設の「樅の木亭」で摂る。靴を脱いであがった床は、みごとに黒光りしている。黄昏時から日がすっかり暮れてしまう間の移ろいを、大きなガラス窓越しに眺めながらの夕食だった。作務衣姿が多く、夕食用の服装をしているゲストは少なかった。
後で気がついたが、このスペースは宿泊客用で、ディナーだけに来た客は、カウンターや個室に案内されていたようだ。ただし、同じ宿泊客でも子ども連れの場合は、個室を利用していた。
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いい意味で想定外だった夕食
地元の食材を使った創作イタリアンと聞かされており、この手でほんとうに美味しいと思える料理に出会ったためしがなかったので、正直期待していなかった。ところが、前菜に出たゴルゴンゾーラを練りこんだ豆腐といい、飲んだ後にふきのとうの香りが鼻腔に広がるジャガイモの冷たいスープといい、とても繊細な料理が次々と出てきて、すっかり脱帽してしまった。
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イタリア版紙鍋?
これは、鯛と山菜をしょっつるで味付けし、紙包みのままオーブンで蒸し焼きにしたもの。紙によって風味が逃げず、破いた時に立ち上る香りのいいこと。前菜、スープ、パスタ、魚、肉、デザートとフルコースだが、味のバラエティに富み、量もちょうどよく、たいへん満足した。
あまりに美味しかったので、シェフのことを尋ねたら、なんとまだ30歳にならない女性シェフだとのことで、二度びっくり。
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手作り惣菜の並ぶ朝食
朝食は、地元の主婦が作るお惣菜中心のヘルシーな和食。秋田といえば、がっこ。いぶしがっこを始め、漬物がどれも美味しい。レストランの片隅にコーヒーのサーバーが用意され、自由に飲めるのもいい。
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樹齢数百年の木々がうっそうと繁る
角館の武家屋敷通りは2ヵ所あり、田町通りの方が、JRの駅に近い。10年ほど前初めて来て以来、2度目の角館だが、家々の庭木がどれも大木なのに改めて驚く。こんなところに、時間の経過が現れている気がする。
町自体は駅から田町武家屋敷、商店街を抜け、桧木内川まで行き、川沿いの遊歩道をたどりながら内町と呼ばれる武家屋敷通りまで、歩いて回れるほどの大きさ。
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150年の老舗醸造元
田町通りと並行している川寄りの通りは、商人町。煉瓦づくりの蔵を持つ、この味噌と醤油の醸造元の本店も内部を公開しており、町屋の造りを見学できる。
蔵を改造した休み処で、味噌汁や出汁醤油の試飲をすすめられ、存外気に入ったので、そばつゆを買ってしまった。
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From Editor | 編集後記
5月も半ば過ぎだというのに、気温が低く、天気もぱっとしない日が続きますね。 GWボケも解消されましたでしょうか。次は夏の旅行計画を立てようという方も多いことでしょう。 相変わらずユーロ高という状況にあっては、ヨーロッパが遠のく今日この頃です。 久しぶりにアジアのリゾートにも行ってみたいのですが、諸事情の関係でなかなか実現しそうになく。 やっぱり国内になってしまうのかもしれません。

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