Today's hotel |今日のホテル Volume.64
Released at 14 Sep. 2004

四万温泉 柏屋旅館
コストパフォーマンスの良い、素朴な和モダン旅館
今回選んだ四万温泉の柏屋旅館は、そのサイトが気に入って、泊まりに行った宿です。 見取り図と写真で紹介された客室、詳細な献立と食材へのこだわりまで紹介された食事、各方面からの来訪を想定したアクセスなど、個人客が知りたいと思う情報がほとんど載っています。 掲示板の書き込みにも丁寧に答えて、スタッフへの親近感を持たせ、行ってみたいと思わせるに十分なPRだと思いました。
柏屋旅館は、最近増えつつある、1泊2食ひとり2万円ちょっとで露天風呂付きの部屋に泊まれる旅館の1軒です。個人的には、露天風呂付きの部屋というグレード感と、このくらいの料金設定は、いいバランスだと思います。
泊まったのは、改装したばかりという露天風呂付きの部屋でしたが、料金の差は部屋の設備(備品も含む)の差だけで、料理は同一のものという、きわめて明解なシステムに好感がもてました。
はやりの和モダンの要素は随所に取り入れられていますが、それが行き過ぎておらず、全体的には素朴さの方が目立つ宿でした。料理や部屋、露天風呂を含め、サイトで見た印象が裏切られることなく、居心地のよさを強く感じました。
柏屋旅館
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基本情報
名称: 四万温泉 柏屋旅館
所在地: 群馬県吾妻郡中之条町四万3829
TEL: 0279-64-2255
FAX: 0279-64-2973
室数: 14室(うち、露天風呂付き2室)
主な施設: ラウンジ 男女別大浴場 貸切露天風呂3
URL: http://www.kashiwaya.org/
プロフィール: 四万温泉の入り口に建つ木造2階建て、バルコニーが目立つ造りで、全室四万川ビューの旅館。元の建物は築20数年になるそうだが、近年改装を進め、素朴さを持つ和モダンの宿になった。 2004年9月10日から東京駅と四万温泉間に高速バスが開通し、アクセスしやすくなった。コストパフォーマンスの良い宿として、特に女性客に人気とか。
泊まった部屋: 花の間 2名利用1泊2食1名分 21,000円(税サ込み) 
撮影時期: 2004年8月

詳細情報

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旅館らしくない外観
四万温泉の入り口のすぐ右側に、2階建ての特徴ある建物が見えたと思ったら、これが柏屋旅館だった。四万川を見渡せるベランダが高原リゾートのようだ。
川に沿って谷の奥へと細長く続く四万温泉は、温泉全体が落ち着いた雰囲気で、そぞろ歩きを楽しめる温泉街も健在で、個人客、特に女性の人気が高い温泉地となっているのがよく判る。
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一瞬にして気に入った階段
玄関を入ってすぐに、正面の階段に心を奪われてしまった。それほどインパクトのあった階段。
これはきっと和モダンに改装した時に新しくしたのだろうと思ったが、意外なことに、もとからある階段だとのこと。 3年ほど前から徐々に館内の改装を進めているが、階段については、繊細な手すりを活かすようにステップの部分を木製にしたくらいで、ほとんど手を加えていないという。 これは、この旅館の顔ともいうべき階段だと思った。
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複雑に入り組んだ室内
泊まった部屋は、2004年2月に完成したばかりの、露天風呂付きの「花の間」。
2階に案内され、廊下に面した扉を開けると、たたきに続いて右側に小上がりがある。続く短い廊下を左に折れると、写真の居間に入る。 個室のトイレは居間の手前右側にあり、洗浄機能付き。居間の左側の襖を開けると寝室へと入る。2部屋を1部屋に改造したので、複雑な構造の部屋になってしまったらしい。
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コンパクトにまとめられた備品類
居間の奥から入り口方向を見たところ。居間の広さは6畳で、せめて8畳くらいはあってほしいと思った。左からクローゼットと冷蔵庫、お茶のセット、TV、電話があり、下の扉の中にセイフティ・ボックスが入っている。
この宿に限らず、旅館には荷物を置く十分なスペースがない。引き出しがあれば、着替えの下着なども収納できて便利なのに・・と思うこともしばしば。
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小上がりにマットレスのベッド
やはり6畳ほどの寝室は、入ると手前にわずかに畳の部分があり、その奥に、板張りの小上がりにマットレスを敷いてベッドにしたスタイル。 ベッドから見て正面には、小さいながらもフラットTVが置いてある。ダウンライトをうまく使って効果的な明かりの演出。
実際に寝てみて決めたという、ベッド用のマットレスは、低反発ウレタンを使ってあるため、体に沿う形で寝心地がよかった。
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典型的な和モダンの洗面スペースと浴室
寝室から雪見障子越しに見える半露天の浴室。右側に見えるのは脱衣場と洗面スペース。最近よく見かける和風のシンク横に、明かり取りの障子窓がある。 この部屋には、バスローブとモルトンブラウンのバスアメニティが備えられている。
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ぬるめのお湯で、ゆったりのんびり
浴室は、窓を開け放した状態の半露天風呂。季節によってガラス戸が入るとのこと。塗り物の桶と腰掛がめずらしかった。ハンドシャワーと蛇口が洋風で、タイル貼りのバスタブとのミスマッチが面白い。
バスタブに浸かりながら、正面の鏡を介して寝室のフラットTVを見ることができる。
右側の目隠しの向こうには、四万川が流れていて、昼間は眺めが、夜にはせせらぎの音が楽しめる。
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無線LAN接続が可能なラウンジ
玄関脇のラウンジは、無線LAN接続ができるフリースポット対応になっている。ホテルではLAN接続できるところがずいぶん増えてきたが、旅館は未対応のところが多い。
旅先でのネット接続はビジネス需要だけではなく、検索しながら翌日の予定を立てたりするなど、レジャー需要もあるはず。こうしたIT対応を大いに進めてもらいたいと思う。
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風情の異なる3つの貸切露天風呂
3ヶ所の貸切露天風呂は、旅館の裏手の斜面を登ったところにある。これはそのうちの1つ、楓の湯。石組みと小さな植え込みのこじんまりとしたお風呂だった。 脱衣場の造りもシンプル。部屋のお風呂が気に入り、大浴場へ行く機会を失してしまったが、今年リニューアルしたばかりとのこと。
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初体験。脚付きのお膳でいただく夕食
食事は部屋食。スタッフがテーブルを端に寄せたので、どうするのかと思ったら、脚付きのお膳を畳に並べた。宴会ではおなじみの風景だが、部屋食でこうしたスタイルは初めてだった。 食前酒がスパークリングワインとは、気がきいている。高い食材ではないが、きちんと調理していることがわかるお料理が並ぶ。 ほうずきに見立てた卵の黄身を使った前菜など、見た目もなかなか洗練されていた。
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オンリーワンをめざすメニュー
写真の右側は皮ごとゆでたトウモロコシ。皮をむいたら長さ10センチほどのベビーコーンが出てきた。芯もちゃんと食べられる。 新鮮な地元野菜でなければ不可能な料理で、珍しいだけでなく、味も抜群だった。
左が主菜の大岩魚のから揚げで、こちらは残念ながら平凡な味。 一方、つけあわせは素揚げの野菜だったが、下に敷かれた素麺状のジャガイモの揚げ方が秀逸だった。ここの板さん、そうとうの腕前と見た。
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和朝食は朝粥でさっぱりと
朝食は和洋どちらかを選択できるシステムで、こちらは和食。お粥のトッピングに特化したおかずというのは初めて。人によっては少々物足らないかも。
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シンプルだが手のかかった洋朝食
実は、ためしにリクエストした洋朝食の方が満足度が高かった。パンは焼きたて。輸入ものの冷凍生地を毎朝焼いているそうだが、実に味が良く、感心した。 卓上コンロを使って自分で卵を調理するというのも面白い。たっぷり3杯は入ったポット入りのコーヒーも美味しかった。
柏屋旅館は、四万温泉の温泉街の真ん中に「柏屋カフェ」という店を出しており、手作りピッツァやカレーを供している。温泉街でこういう食事の選択肢があるのはいいと思う。
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