Today's hotel |今日のホテル Volume.59
Released at 03 Aug. 2004

ホテルモントレ仙台
遊び心いっぱいの温泉付きシティホテル
ホテルモントレグループ12軒目のホテルが、仙台にオープンしたのは2004年4月のことでした。建築中にその外観を見て、もしかしたらモントレじゃないかと思ったほど、モントレのホテルにはスタイルがあります。 泊まる前から、今度はどんな遊び心を見せてくれるかと楽しみにしていました。
泊まってみて、正直「小じゃれたビジネスホテル」といった感が残ったのですが、スカイスパは思った以上に気持ちよく、客室の設備も整っていて、十分満足でした。
このホテルの最大の特徴は、インテリアの遊び心ではなく、このホテルそのものに来てほしいゲストをしぼっている点にあると思います。 たとえば、エントランスはわざと小さくして、ふらっと入りにくい雰囲気があります。パブリックスペースはほとんどありません。ラウンジ的なものもなく、飲食施設はレストランだけです。それがかえって都会の隠れ家のように思わせる演出なのでしょう。
日々の喧騒から離れて、温泉やサウナで汗を流し、マッサージでも受けてのんびりしたいという場合には、うってつけのホテルかもしれません。
ホテルモントレ仙台
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基本情報
名称: ホテルモントレ仙台
所在地: 宮城県仙台市青葉区中央町4-1-8
TEL: 022-265-7110
FAX: 022-265-5255
室数: 206室
主な施設: レストラン4 サウナ付き温泉大浴場
URL: http://www.hotelmonterey.co.jp/sendai/index.html
プロフィール: モントレグループの12軒目のホテルとして2004年4月にオープン。シティホテルにはめずらしく、温泉の大浴場(ビジター料金1,500円税別)を持つ。モントレグループはヨーロッパの都市をイメージコンセプトにしたデザインのホテルづくりで有名だが、ここはプラハをテーマにしている。
泊まった部屋: シングルルーム 一休.comの女性限定スペシャルプラン利用 
1泊朝食、スパ1回利用券付き1名 休前日 11,340円(税サ込み) 
撮影時期: 2004年7月

詳細情報

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200室のホテルのエントランス?

ホテルモントレ仙台は、JR仙台駅から徒歩5分のまさに駅前にある。下りの新幹線が仙台駅のホームにすべりこむ直前、車窓左側に小さな窓がたくさん並んだこのホテルが見える。
チェコの首都プラハをイメージしたと聞いていたが、確かにエントランス付近は石張りの壁をめぐらし、ヨーロッパの街並みを連想させる。週末だったせいか、時間帯によってはブライダルの出席者らしきゲストで混雑していた。
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見ていて楽しい階数表示

エントランスを入るとこのエレベーターホールが正面に見える。エレベーターの階数表示は、時計の文字盤のように針が動くつくりになっていて、モントレの特徴のひとつ。
とても狭いロビー右側にレセプションデスクがあるのだが、案内がないので一瞬戸惑う。小さなエントランスと狭くてやや暗いロビーは、ホテルというよりだれかの邸宅を訪れたという雰囲気。
あちらこちらにガラスケースに入れられたヨーロッパのアンティークが置いてあるが、由来の案内もなく、スタッフに聞いてもわからず、もったいない気がした。
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優美な階段室

実はホテルや旅館の階段にとても興味がある。文明の利器であるエレベーターよりも個性を出せるインテリアだから。
このホテルの階段室は建物の角に位置し、ステンドグラスをはめこんで、教会をイメージさせていた。流線型の模様がきれいな手すり。
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photo11 |喜久屋11
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無機質な廊下にランプのやわらぎ

L字形の建物の廊下は、どうということのない風景だが、特徴あるランプ形の証明がやわらかい光で暖かみを感じさせる。こうした小道具が一味ちがう「モントレスタイル」といったところか。
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ダークな色合いが引き締める室内

泊まった部屋は本来シングルルームだが、休前日はツイン仕様にしているとのこと。
入り口の横にあるキーポケットにルーム・キーを置くと部屋全体に通電するシステム。なぜかけっこう広々したエントランス付近で、ドレッサー代わりに鏡と小さなテーブルと椅子が置いてある。フローリングの床が自宅にいるような感覚を持たせる。カーペット、テラコッタの床の部屋もある。
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心地よいダウンの上掛け

ツインにしたため、手狭な感じがするが、20平米程度ある。ベッド幅は普通で寝心地は可もなく不可もなくといったところだが、ダウンの上掛けがいい。
バスローブが用意されているが、これはプランに含まれていたため。標準的にはロングシャツのパジャマと消毒済みのスリッパが用意されている。
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女性好みの小道具

ワーキングデスクの上にTVや湯沸しポットなどが置かれていて、書類を広げるには少々狭いが、無料でLAN接続できるのはうれしい。
ベッドサイドと同じティファニーランプ風の照明とファンシーな壁掛け時計は、女性を意識したアイテムと思われた。
ミニバーには、無料のティーバッグがいくつか用意されていた。
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かわいい雰囲気のバスルーム

コンパクトなバスルームは、周囲のタイル模様がアクセントになっていて、けっこう気に入った。ここも洗浄機能付きトイレだが、最近ではホテルの標準装備かもしれない。
プランに含まれる化粧ポーチは収納力抜群で、これから活躍しそう。アクセサリー・トレイが用意されているのが心にくい。
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遠く太平洋を眺める

泊まったのは14階の東を向いた部屋で、目の前が仙台駅横の駐車場という眺め。夕方視界がよくなり、遠く太平洋の水平線が見えた。外観から予想していた通り、窓は大きくない。
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ここがエントランスかと思ったが・・

ホテルは交差点の角に建っており、ちょうど角にあたるところにある階段とキャノピーのついた扉。オープン前にここを見た時、ここがエントランスになるのかと思ったが、実際は、婚礼の際、ウェディング・シャワーのセレモニーを行う場所だった。
夜は建物の周囲に配した街燈が灯り、なかなかいい雰囲気を出している。ブライダルの宣伝としてはたいへん効果のある装置だと思った。
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From Editor | 編集後記
7月は記録を塗り替える猛暑だったと報道されていましたが、誰かと会うたびにまず「暑いですね〜。」と思わず言ってしまいます。 そんな猛暑の中、1週お休みさせていただき、ちょっと長い旅行に出かけます。初めての土地ばかりなので、とても楽しみです。 情報が発達している現代だからこそ、その場所に身を置き、風が運んでくるにおいを感じて、実物を目にすることが大事だと思っています。 もっとも「新しもの好き」とも言われていますが・・。

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