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ホテル・アーカイブズ通信 - http://www.hotel-archives.org
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ごあいさつ
このメールマガジンは、実際に泊まったホテル・リゾート・旅館を、泊まった人の視点でご紹介する目的で発行しております。 国内、海外をアットランダムに取り上げていきますが、将来きちんと整理して、データベースにしていこうと思っております。

さて、今日お届けするのは、オーストラリア北東部のケアンズから車で1時間ほどの所にあるビーチリゾートです。 熱帯雨林やユーカリの巨木が繁る半島がまるまるリゾートの敷地になっている隔絶感と海の美しさにひかれて選びました。実際に泊まって みると、期待以上のクオリティの高さで大満足の滞在でした。

「ホテル・アーカイブズ通信」 発行人
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TODAY'S HOTEL Volume.11
Released at 12 August 2003
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Thala Beach Lodge
基本情報 | basic info about hotel
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名称:
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タラ・ビーチ・ロッジ (ポートダグラス近郊/オーストラリア)
所在地: (郵送先)P.O. Box 199 Smithfield. 4878 Qld, Australia
TEL: +61 (0)7 4098-5700
FAX: +61 (0)7 4098-5837
室数: 85棟
主な施設: プール2 レストラン バーラウンジ ショップ 
URL: http://www.thala.com/
プロフィール: 1998年にオープン。客室はすべてヴィラタイプで、14歳未満は原則お断りの大人のためのリゾート。姉妹リゾートのKewarra Beach Resortとのパッケージなどもある。Small Luxury Hotelsのメンバー。
泊まった部屋:

Coral Sea Bangalow No.37
1室 室料 433オーストラリア・ドル(税込み)

撮影時期: 2003年4月
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詳細情報 | Details
zoom 写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。

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半島の入り口にあるリゾートの門から、坂道を車で3、4分登って、ようやくエントランスにたどり着く。レセプションは画面の右奥。 レストランやラウンジに続く階段の曲線と石造りの床が期待感を高める。チェックイン後、ウェルカムドリンクが供されるラウンジから見る海岸線は絶景。

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上の写真の階段を昇りきったところにあるセミオープンのレストランは、リゾートのある半島の一番高い位置にある。通り抜ける風を 感じ、海岸線を眺めながらの食事は、気持ちがいい。3食ともここで供される。
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レストランから見た海岸線の風景。水際にはポートダグラスに向かう道が通っている。時間によって変わる海の色や、干潮時に 向い側の半島の周辺に現れる干潟が描く模様を眺めていると、リゾートモードがさらに加速されて、時のたつのを忘れる。

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標準の客室は、ユーカリ林の中にある Eucalypt Bangalow と海の見えるCoral Sea Bangalowで、他にスイートがある。これは、 泊まった Coral Sea Bangalow の入り口から室内を見たところ。室内と室外の明るさのちがいから、いかに陽射しが強いかがわかる。
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上の写真で撮影できなかった室内の左側部分。板張りの床が気持ちよく、清潔感もあふれていて、寝室兼居間の広さは 約30平米と十分。窓には木製のブラインドがあり、昼間開けると室内に光があふれる。夜間は半分開けるくらいで、ちょうどいい気温だった。

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キングサイズのベッド。寝心地が好みの硬さだったのでよく眠れた。右側にちょっと見えるのが、バスルームにつながる クローゼットルームの部分。引き出しの数も十分で整理しやすかった。貴重品は、レセプションで無料で預かってくれるが、インルーム・セイフティ ボックスはなぜか有料。
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Coral Sea Bangalowのベランダ。広さは8平米くらいあり、木製のテーブルと椅子2脚が備えられている。傾斜地に建てられている ため、地面から5、6メートルの高さになっており、眺めが良い。朝夕、野鳥のさえずりがそこかしこから聞こえ、気がつくと熱帯の蝶が舞っている。 まさに自然のど真ん中にいる気分。
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バスルームは8平米ほどで、入って左側にやや深めのバスタブ、正面にダブルシンク、右側手前に独立したシャワーブース、 その奥にトイレが配置されている。そのままで飲める水道の水は、未開地の地下水をわざわざ引いてきたという。市販のミネラルウォーターに匹敵する ほど美味しい。

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予想を上回ったのが食事の水準で、盛り付けにセンスがあり、味もよい。これは、チェックイン直後のランチで食べたスモーク サーモンのサラダ仕立て。メニューになくてもリクエストに可能な限り対応してくれたり、夕食後のデザートが絶品だったのもポイントが高い。
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朝食は、アラカルトでもビュッフェでもOK。両方とも試してみたが、どちらも甲乙つけがたいほど美味しかった。写真はビュッフェ の時のもの。大好きなマンゴスチンを含むフルーツやパン、コールドミートの種類の豊富さ、自家製ジャムの美味しさに加え、巣から絞りたてのハチミツや 牧場から直送される新鮮な牛乳など、美味しいものが多すぎて、つい食べ過ぎてしまった。
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2キロメートルもあるプライベート・ビーチ。残念ながら、この時期は毒クラゲがいるため遊泳禁止だが、きめ細かい砂がとても きれいなうえ、ゴミも見当たらず、とても気持ちのいいビーチである。日が傾き、涼風に吹かれながら、潮の引いた跡をたどる散歩は格別だった。 天気がよければ、数十キロ先のケアンズのさらに南の海岸までが見通せる。
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<泊まってみて>
ロケーション、ファシリティ、食事の水準、ホスピタリティ、これらすべてが合格点のタラ・ビーチ・ロッジでしたが、一番気に入ったのはコスト パフォーマンスでした。欧米やアジアのリゾートだったら室料400米ドル以上はしそうな部屋に、その3分の2の値段で泊まれて、ディナーのコース メニューが約4,500円、朝食ビュッフェが約1,800円というお値打ち価格。上質のファシリティとサービスをリーズナブルな値段で提供してくれる ところほど、満足度が高いというのが本音です。そういう意味で掘り出し物のリゾートを見つけることができたと喜んでいます。
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編集後記 | From editors

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今回は、選ぶのに苦労するほどきれいな写真が多かったうえに、お伝えしたい情報もたくさんあり、ずいぶん悩んだ編集でした。 よく雑誌などで特集に冠する「本当は誰にも教えたくない」というタイトルがぴったりのリゾートだったからです。国内海外を問わず、まだまだこうした 掘り出し物のホテルやリゾート、旅館がたくさんあるでしょう。そうしたところを一つでも多く見つけたいと思いました。さて、次回は、少々不便な ロケーションながら、ファシリティとスタッフの感じよさで気に入ったサバーバン・リゾートをご紹介します。今年の夏は世界的に異常気象のようです。 旅先での健康にくれぐれもご注意ください。

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