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ホテル・アーカイブズ通信 - http://www.hotel-archives.org
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ごあいさつ
このメールマガジンは、実際に泊まったホテル・リゾート・旅館を、泊まった人の視点でご紹介する目的で発行 しております。国内、海外をアットランダムに取り上げいきますが、将来きちんと整理して、データベースにして いこうと思っております。

今日ご紹介するのは、ハワイのラナイ島にある「ザ・ロッジ・アット・コエレ」という高原& ゴルフリゾートです。滞在したのは4年前ですが、2年前に客室のカーテンや家具類のファブリックを新しくした 以外は変わっていないということなので、取り上げることにしました。3度目のハワイに選んだラナイ島は、 プランテーション時代の町の姿を今に残す、史跡のようなところでした。ブランドショッピングができない代わりに、 ゆったりと過ごす時間を手に入れることができます。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、ビル・ゲイツ氏が 結婚式を行ったゴルフコースは、姉妹リゾートのザ・マネレ・ベイ・ホテルにあります。

「ホテル・アーカイブズ通信」 発行人
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TODAY'S HOTEL Volume.10
Released at 5 August 2003
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The Lodge at Koele
基本情報 | basic info about hotel
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名称:
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ザ・ロッジ・アット・コエレ  (ラナイ島/ハワイ)
所在地: (郵送先) PO Box 630310 Lanai City, Hawaii 96763
TEL: 予約用 (800) 321-4666
FAX: (808) 565-3868
室数: 102室
主な施設: レストラン2 プール ライブラリー ショップ 隣接してゴルフコース  
URL: http://www.lodgeatkoele.com
プロフィール: 1990年オープンした、コロニアル様式の外観をもつリゾートホテル。ザ・マネレ・ベイ・ホテル とともに、それまでパイナップル生産地として有名だったラナイ島をリゾートの島として生まれ変わらせた。 手付かずの自然を設計に組み込んだ高原のゴルフコースでは、プロの試合も開かれる。Conde Nast Traveler 2003 で 世界No.1 に輝いた、ゴルファーなら一度はプレーしてみたい、あこがれのゴルフリゾート。スターウッドの ラグジュアリーコレクションに入っている。
泊まった部屋: Norfolk Suite
1室 1泊室料 (参考として、2003年の正規料金 US$725) 
撮影時期:

1999年8

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詳細情報 | Details

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泊まったノーフォーク・スイートは、約50平米の広さで、農園主の屋敷と いうコンセプトのインテリア。ハンドメイドの4本柱のベッドには、支柱の先端にパイナップルの 彫り物があって、往時のラナイ島を思い出させる。室内は、過度にトロピカルという雰囲気でなくて 好感がもてた。

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白い格子の窓枠を通して見える景色。スイートはすべて本館の2階にあり、 吹き抜けになったグランドホール(ロビーラウンジ)を囲むように配置されている。Norfolk Suiteはエントランス側に位置している。ウッドデッキ(ハワイ的にラナイ)は広くて、 テーブルと椅子のセットが置いてある。
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入り口右側にあるサイドボード。素朴なデザインがプランテーション時代を 彷彿とさせる。ウェルカムドリンクとして用意されたパイナップルジュースは、絞りたてでとても おいしかった。かつては島中で栽培されていたのだが、今ではホテル専用の自家農園で栽培されて いるそうだ。
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バスルーム兼パウダールーム。トイレはこの左手前にあって個室になっている。 市松模様のタイル張りの床とピンクの壁がコントラストをなしている。右側は籐でできたレトロな鏡台。 正面がシングルシンクの洗面台。アメニティグッズが中国的な絵付けの皿に置かれていた。左側にバスタブがある。
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白地に青い模様が描かれたタイルをアクセントにしたバスタブ。 シャワーカーテンが二重になっているところが、これまたクラシックな感じする。

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本館1階の大部分を占めるグランドホール。エントランスを 入ると目に飛び込んでくる、その大きさとインテリアに圧倒される。一部ガラス張りに なっている大きな天井まで伸びる2本の暖炉は、すべて自然石で作られている。 画面左側の庭に面したサイドは、オールデイ・ダイニングのスペース。日差しが差し込む時も いいが、たくさんのアンティークなスタンドに明かりが点った夜も美しい。生演奏に合わせて、 ゲストの一人が優雅にフラダンスを踊っていたのが印象的だった。

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広い空間に、世界中から集めたというアンティーク家具や アートがバランスよく配置されていて見飽きない。特にアジアのアンティークが 多い気がした。
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2つの客室棟が本館の両側にあり、セミオープンエアの回廊で つながっている。広大な庭は、英国式庭園、日本庭園(のつもりらしい)、原生林 などのエリアがあり、毎日何かしら発見があって、散歩するのが楽しかった。庭の ところどころに置かれた七福神の像は、違和感があったけれど・・。
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ゴルフコースのクラブハウスに向かう道のすぐ際にあるグリーン。 一番高いティーからだと40メートル程の打ち下ろしになる、8番が名物ホール。 8月とはいっても、標高が高いのでとても涼しく、気持ちよくプレーできた。
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<泊まってみて>
後になって、撮影しておけばよかったと悔やんだのが、ミュージックルームとライブラリーです。 いずれもかなりのスペースをさいていて、インテリアも凝っていて美しい部屋でした。また、 バックギャモンやチェスなどが用意されており、多分おじいさんと孫と思われる2人がゲームに 興じる姿も見受けました。温水プールもありますが、気温が低いので利用しませんでした。 食事の味はかなりの水準だと思いましたが、量の多すぎるのが難点で、特にフォーマル ダイニングでは顕著でした。変化をつけたければ、姉妹リゾートのザ・マネレ・ベイ・ホテルの レストランと組み合わせるのが、いいかもしれません。ショッピングに行きたい場合には、 ラナイ島とマウイ島のラハイナ間に船便があるので、これを利用されるといいのでは ないでしょうか。
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編集後記 | From editors
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8号と9号では、フィルム写真をスキャナーで取り込んで作りました。デジタル画像にすると、明るさや コントラストを調節して、光量の足らない写真でも被写体が鮮やかに浮かび上がってきます。手軽さと 便利さで、もっぱらデジタルカメラがメインで、フィルム・カメラは万一の場合のバックアップ役に なってしまった今日この頃です。次号では、今年訪れた中で予想以上のヒットだった、大人のリゾートを ご紹介する予定です。今年の夏は暑くなるのでしょうか。
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